フローリング床板の注意点

高齢になって足腰が弱ってきた、怪我をしてしまって室内の移動が不便など、何らかの理由でバリアフリーへのリフォームが必要になることがあります。

バリアフリーにリフォームをするときには、大掛かりなものだと引っ越しが必要です。体力が衰えてからでは引っ越し作業がおっくうになったり、着工までの手続きなどもおっくうになってしまいがちなので、早めにバリアフリーを検討してみるとよいでしょう。

また、引っ越しをするならそのための資金も必要です。フローリングの張り替えだけでも、6畳で20万円ほどするので資金面も考えておきましょう。

着工の前には設計士とよく話し合いをして、どのような家を作りたいのか考えていきます。着工してしまってから計画を変えることは難しい場合があったり、途中で計画を変えると工事に時間がかかってしまいます。失敗をしないためには、着工前によく話し合って計画を立てることが重要です。

バリアフリーというと床板を変えて段差をなくすことを思い浮かべるのではないでしょうか。

高齢になるとちょっとした段差にもつまずきやすくなります。ドアの敷居のわずか1cmほどの段差でもつまずくことがあるのです。また、車椅子を使っている場合でも、わずかな段差があるだけで移動しにくくなってしまいます。

床板に使用されるフローリングには、合板フローリングと無垢フローリングの2種類があります。合板フローリングは無垢フローリングに比べて費用が安いことと、お手入れが簡単な特徴があります。無垢フローリングは温かみを感じられます。

バリアフリーを考えるうえで大切なことは、滑りにくいことと耐久性があることです。

合板でも無垢材でもフローリングは滑りやすいのですが、コーティングをすることで滑りやすさを抑えることができます。カーペットを敷くことでも滑りやすさを抑えることができますが、車椅子を使っている場合はカーペットを敷くと車椅子を動かしにくくなってしまいます。

車椅子や杖を使う場合は、傷がついたり凹んだりするのを防ぐために、高い耐久性が求められます。

無垢フローリングは柔らかいといわれていますが、硬さは樹種によって違います。柔らかいものはスギやヒノキなどの針葉樹、硬いものはクリやウォルナットなどの広葉樹です。固いものは傷つきにくいのですが、転倒したときに痛いです。傷をつけたくないのか、転倒したときに痛くないものがいいのか考えて床板を選んでみてください。